輝
光り輝くものは
いつかその輝きを奪われる
だから今は
身体いっぱいに輝いていたい
あの日も秋を探して山を目指す途中だった
道を間違えて 偶然出合った光景
その時は 停まることもなく通り過ぎただけ
あの日から 7年近い時間が流れていた
いつも心のどこかに引っ掛っていた光景
それはあの通り過ぎた日と同じ姿でそこにあった
生産を忘れた精錬所である
以前は銅の鉱山があった町
今は静かな時間だけが流れていく
by syun200
| 2006-10-29 18:54